
ブルーレイレコーダーの故障のなかで、ブルーレイドライブ(以降BDに略)が認識しない現象があります。
認識しない原因はいろいろありますが、簡単に試せるピックアップレンズのクリーニングをご紹介します。
ピックアップレンズ 汚れの原因は?!
ピックアップレンズが汚れる原因は、ホコリ、油煙やタバコのヤニなどと言われています。
ブルーレイレコーダーはHDDとBDドライブが、高速回転しているので熱を帯びやすくて、ホコリを吸いやすい環境です。裏側の排熱口などをたまに掃除してください。

あと油が飛びやすい環境(キッチンなど)や、タバコの煙が直接かかる環境もレンズ汚れの原因と言われています。
BDレンズクリーナーディスクを使用する!!
ピックアップレンズの汚れをとるには、BD用のレンズクリーナーディスクを使います。BD用のピックアップレンズはレーザーで非常に細かいデータを読み取るデリケートなものです。メーカー(ソニーなど)によってはレンズクリーナーを禁止している場合があります。なので使用の判断は自己責任でお願いします。
間違ってもDVD用のレンズクリーナーは、使用しないで下さい。
今回、使用するBDレンズクリーナーディスクは、読み込みエラー対応 エレコムの湿式タイプ CK-BR3N。

付属のリキッドを塗布
説明書に従い、ウェットブラシにリキッドを塗布します。

BDドライブにディスクを入れる
説明書に従い、BDに読み込ませます。ディスクの表裏に注意して下さい。
軽度の汚れであれば、ローディング後に読み込み可能になりクリーニングディスク内の動画が再生されます。
問題は、何回ローディングしてもディスクが検知されず認識しないときです。もちろん故障の原因がレンズの汚れではない可能性が大きいですが、最後の手段としてローディン中にディスクが回っていない場合があるので、クリーニングディスクを手動で回転する方法があります。
BDレンズクリーナーディスクを手動で回す方法!!
手動で回す方法としては、トレイの上で手動でディスクを回転させてイジェクトボタンを押して入れる方法が安易に想定できますが、これではBDドライブに入ってすぐ回転は止まってしまいます。
少し面倒ですが、上部カバーを外しBDドライブに直接ディスクをいれて回します。
手順は
電源やケーブルを抜いて、ブルーレイレコーダーのカバーを外します。プラスドライバー1本で可能です。

BDドライブの上部カバーを外します、こちらもプラスドライバーで。
裏表を確認して、ディスクを置きます。

ゆっくり時計方向に20回転回します。

以上です。
あとはディスクをとり、カバーをもとに戻します。
まとめ
ブルーレイレコーダーのの中でも、BDドライブのピックアップレンズは、振動に弱く非常にデリケートな部品です。なのでレンズクリーニングを推奨していないメーカーも有り、保証期間内でクリーニングしてレンズを傷つけると保証が受けられない可能性があるのでご注意下さい。何度も言いますが、自己責任でお願いします。
普段から、レコーダーまわりのホコリや油煙(油、タバコなど)、振動がない環境に置くことを気をつけることが大事です。
なお、クリーニングしても症状が改善しないときは、BDドライブの故障、レコーダー本体基盤の故障かもしれません。その場合、BDドライブの交換、修理が必要となります。
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